建築パースとイメージ

建築パースを作るには大切なことがたくさんありますが、私がこだわりたいのは色です。

色といってもその色そのものだけではなく、光との関係なんかもきちんとこだわって作りたいと思っています。できるだけ、リアルにしたいということです。

アングルもとても大切ですが、色や光の感じは、完成イメージとして、かなり大きな影響があると思うのです。それでイメージが違っていたなんていうこともあるかもしれません。

クライアントとはアングルや色については、工程上、きちんと打ち合わせしていくことですが、できるだけ事前の打ち合わせで、クライアントの意向を汲み取ったものを作っていければと思っています。

アングルや色がご希望に添えれば、後はプロの技で、細かい仕上げで引き締まった作品を完成させます。イメージというのは人それぞれ違うものです。でも、思った以上のものが出来上がるよう努力したいなと思っています。

建築パースやCGパースの勉強

建築パースやCGパースをどうやって勉強するのかとか、どんなソフトを使うのがいいのかということをよく聞かれます。
もともと住宅関連会社に勤めている人ならば、先任の上司なる人がいるでしょうから、いろいろと指導をしてもらえるでしょうが、この建築パースやCGパース、意外や意外独学で覚えようとしている人が多いようです。

パソコン時代の現代、若者は何の苦もなく、パソコンを使いこなします。
ちょっとしたソフトを自分でいじりながら覚えることがなんてことない人がたくさんいるのです。きっちり勉強しなくては習得できなかった私にとってはうらやましい話です。

平面デザイナーが、仕事でイラレやフォトショを仕事で使っていて、そのまま立体まで極めたくなる。。。なんていう人もいるようです。イラレやフォトショでは限界があるので、改めて新しいソフトを勉強しなおすことになってきますが、SHADEなどだったら、そう難なく入っていけるのではないでしょうか。
平面の世界だけでなく、新たな建築パース製作を勉強していくという心がけはとてもよいことだと思います。

どんな勉強でもそうですが、積み重ねが大切です。時には実践、時にはマニュアル...建築パースの明るい未来のためにもたくさんの製作者が増えるといいなと思います。

こわい建築パース

建築パースで注意が必要なのは、完成したパースが実物とどう違うかです。
よく、完成予定図として広告されているパースのしたに、『完成予想図で、実際とは異なります』と書いていますが、書いているから安心ではないのです。実際に多くの裁判が完成予想図によって起きています。
つまり建築パースによって裁判などに発展している場合も多いという現実は、建築パーツをはじめるにあたって、よく理解する必要があります。
販売側は、早く販売したいのですから、できるだけ良いイメージで宣伝をしたいために、現実よりよく建築パースを作ります。
しかし、販売主はイメージとして伝える、というつもりであっても、購買者は、それを重要な参考資料とするわけですから、最低限、資料としての能力を持っていなければなりません。
実は、日が当たらない部分が一日通してあるのに、パースでは表現されてなかったりした場合、生活事態に支障が出たりすると、問題です。
ですから、いくらクライアントの要求があったとしても、近隣の建物の大きさを変えたり、実際の風景と違う場合は、いくらパース上でことわっても問題が起こる可能性が多いです。

注意しましょうね!

建築パースって?

建築パースって何か知ってますか?

簡単でいうと、建築完成予定図や内装予定図をコンピューターグラフィックスを利用して作り出す画像のことです。平面図、立面図2つあわせて略して「平立」(へいりつ)図面を背景と一緒に合成して、より自然な効果を出して、完成予定イメージを分ってもらうという事です。

それに、初めて聞いた人は建築パースのパースって疑問に思いませんか?

パースペクティブの略です。

簡単に言ってしまえば「遠近法」のことです。一般的にパースといえば、一点透視図法か二点透視図法のことを指します。

透視図法とは消失点と呼ばれる点を1つまたは複数おいて、
奥行きをその消失点に向かって描く事で実際に目に映るように
遠くのものほど小さく見える絵を描く画法です。

一点透視図法は並木や町並みなどを描くのに適しています。

二点透視図法は主に絵の中心に建物を斜めから見た絵を描きたい時など。

三点透視図法はビルを上や下から見下ろした時などに適しています。

一点・二点透視図法は比較的に多く使われますが、三点透視図法は独特のゆがんだような絵になる場合が多いので比較的使われません。

何か、建築パースの説明というよりパースの説明内容になってしまいましたね..(笑)